専任技術者は国家資格者が一番ハードルが低い

専任技術者になれる国家資格

 

この記事は国家資格者が専任技術者になる場合について。

 

専任技術者になれるのは一定の実務経験者です。

 

建設業許可で専任技術者実務経験と学歴

専任技術者になる学歴要件

国家資格者が専技になる場合の条件

専任技術者になる資格要件

建設業関連の資格を持っている場合。

専任技術者の要件を立証する場合、これが一番楽です。

 

資格の免状のコピーや証明書を大阪府に提出するだけで証明ができるから。
多くの場合、資格だけで実務経験の確認は要求されません。

 

 

実務的にも建設業許可取得を検討する時は、真っ先に資格者が居るかを確認します。次に工業高校や工学部の卒業者の有無、最後に実務経験の順番でチェックします。


 

解体工事の資格は変則的です。

解体工事業の専任技術者
解体工事での施工管理技士は平成27年度を境に扱いが違うことを説明した4コマ漫画です。

 

解体工事業の資格だけは、取得した時期によって実務経験や講習を受ける必要があります。

 

例えば施工管理技士は、平成28年3月31日までの合格者は実務経験1年以上or登録解体工事講習の受講が必要です。
またとび技能士も実務経験1年以上、登録解体工事講習の受講が必要。

 

国家資格者でも実務経験が必要なライセンスもある

国家資格と実務経験が必要な専任技術者
2級の技能検定には、資格と実務経験が必要なことを紹介する4コママンガ。

 

「注意!」一部の資格では実務経験が必要なものがあります。

専任技術者になる資格要件

 

上記の画像で説明しますと、資格のほかに実務経験が「1年3年5年」が必要になっているもの。
資格の種類によっては、資格の免状だけではダメで、実務経験が要求されます。

 

実務経験が不要(確認されない)資格の例。

  • 1・2級の施工管理技士系の資格
  • 1・2級木造の建築士
  • 技術士
  • 技能検定の1級

 

実務経験の立証が不要な資格で代表的なものは上記の国家資格です。

 

資格で専任技術者になる人の多くは、業種に対応した施工管理技士の資格か、建築士の資格を持っているケースが多いですね。
受験者も多く、資格者が比較的多いことが特徴ですかね。

 

 

逆に技術士で専任技術者になるケースは、私はお目にかかった事がありません。技術士は研究やコンサルタントが主な職種です。


 

資格+1年の実務経験

  • 給水装置工事主任技術者
  • 地すべり工事
  • 建築設備士
  • 計装

 

今度は資格と1年間の実務経験が必要なケースです。
かなりマイナーな資格ですね。

 

給水装置工事主任技術者は「管」の業種をとる場合に使える資格です。
地すべり工事、計装はこれらの工事に必要な技術や知識を確認するための資格試験に合格した者が該当します。
建築設備士は建築設備の技能や知識について、国土交通大臣が定める資格です。

 

資格+3年の実務経験

  • 第2種電気工事士
  • 技能検定の2級

 

次は資格と3年の実務経験が要求されるものです。

 

第2種電気工事士は電気工事業を取得するに絶対に必要な資格です。
この業種は特殊で電気工事士でなければ、電気工事ができません。

 

電気工事の許可を取る場合、電気工事士の資格を取ってから3年間の実務経験が必要になります。

 

 

電気工事の場合、電気工事業登録も必須です。登録ない時の実務経験は一切カウントされません。(コンプラ的にも厳しい状況)


 

魏の検定の2級とは職業能力開発促進法で行われる2級に合格した者のことを指します。
種類は建築から鳶、管工事、タイル工事に塗装工事に内装、絶縁工事に造園工事etcと多岐にわたります。
ちなみに1級の合格者の場合ですと、実務経験の確認は不要になっています。

 

資格+5年の実務経験

  • 電気主任技術者
  • 電気通信主任技術者

 

最後は資格+5年間の経験が要求される免許です。
電気主任技術者は別名「電験」と呼ばれ1種、2種、3種の資格区分があります。
電験は最高の1種でも5年の実務経験が求められます。
この資格は電気業界で最高峰と呼ばれ、難易度も非常に高くなっています。

 

電気通信主任技術者は電気通信工事業で使える資格です。
試験も1年に1回で難易度もかなり高い資格となっています。

 

一つの資格で複数の工種の専任技術者に

実務経験のみで専任技術者を目指す場合は、複数の工種の場合ですと最大で20年間かかる場合があります。
しかし建設関連の資格ですと、複数の業種の技術者になることが可能です。

 

例えば「2級の建築施工管理技士(仕上げ)」ですと、
「大工、左官、石工事、屋根工事、タイルレンガブロック工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上げ工事、熱絶縁工事、建具工事」と
12種類の許可業種の専任技術者になることが可能です。

 

専任技術者国家資格一覧

専任技術者の国家資格一覧
建設業許可の業種ごとにあれば有利な国家資格の一覧をご紹介します。

 

土木一式工事

施工管理技士系
  • 一級建設機械施工技士
  • 二級建設機械施工技士(第一種から第六種)
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
  • 農業「農業土木」総合技術監理(農業「農業土木」)
  • 水産「水産土木」総合技術監理(水産「水産土木」)
  • 森林「森林土木」総合技術監理(森林「森林土木」)

 

建築一式工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(建築)
建築士
  • 一級建築士
  • 二級建築士

 

大工工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)(躯体)
建築士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 木造建築士
技能検定
  • 建築大工1級
  • 建築大工2級+実務経験3年

 

左官工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 左官1級
  • 左官2級+実務経験3年

 

とびとび土工工

施工管理技士系
  • 一級建設機械施工技士
  • 二級建設機械施工技士(第一種から第六種)
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)、(薬液注入)
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(躯体)
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
  • 農業「農業土木」総合技術監理(農業「農業土木」)
  • 水産「水産土木」総合技術監理(水産「水産土木」)
  • 森林「森林土木」総合技術監理(森林「森林土木」)
技能検定関係
  • とび・とび工型枠施工コンクリート圧送施工1級
  • とび・とび工型枠施工コンクリート圧送施工2級+実務経験3年
  • ウェルポイント施工1級
  • ウェルポイント施工2級+実務経験3年
  • 地滑り工事士+実務経験1年
その他資格
  • 基礎ぐい工事

 

石工事

施工管理技士
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • ブロック建築ブロック建築工1級
  • ブロック建築ブロック建築工2級+実務経験3年
  • コンクリート積みブロック施工

 

屋根工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 一級建築士
  • 二級建築士
技能検定
  • 板金「建築板金作業」建築板金板金工「建築板金作業」1級
  • 板金「建築板金作業」建築板金板金工「建築板金作業」2級+実務経験3年
  • かわらぶきスレート施工1級
  • かわらぶきスレート施工2級+実務経験3年

 

電気工事

施工管理技士
  • 一級電気工事施工管理技士
  • 二級電気工事施工管理技士
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」
  • 総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
  • 電気電子総合技術監理(電気電子)
電気工事士
  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士+実務経験3年
主任技術者系
  • 電気主任技術者(電験)(第1種から第3種)+実務経験5年
  • 電気通信主任技術者+実務経験5年
その他
  • 建築設備士+実務経験1年
  • 1級計装士+実務経験1年

 

管工事

施工管理技士
  • 一級管工事施工管理技士
  • 二級管工事施工管理技士
技術士
  • 機械「流体工学」or「熱工学」総合技術監理(機械「流体工学」or「熱工学)
  • 上下水道総合技術監理(上下水道)
  • 上下水道「上水道及び工業用水道」総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)
  • 衛生工学総合技術監理(衛生工学)
  • 衛生工学「水質管理」総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
  • 衛生工学「廃棄物管理」総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)
主任技術者系
  • 給水装置工事主任技術者+実務経験1年
技能検定
  • 冷凍空気調和機器施工空気調和設備配管1級
  • 冷凍空気調和機器施工空気調和設備配管2級+実務経験3年
  • 給排水衛生設備配管1級
  • 給排水衛生設備配管2級+実務経験3年
その他
  • 建築設備士+実務経験1年
  • 計装+実務経験1年

 

タイルれんがブロック工

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)(躯体)
建築士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
技能検定
  • タイル張りタイル張り工1級
  • タイル張りタイル張り工2級+実務経験
  • 築炉築炉工1級
  • 築炉築炉工2級+実務経験3年
  • レンガ積み
  • コンクリート積み、ブロック施工

 

鋼構造工事

施工管理技士
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(躯体)
建築士
  • 一級建築士
技術士
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
技能検定
  • 鉄工「製缶作業」「鋼構造物鉄鋼作業」製罐(1級)
  • 鉄工「製缶作業」「鋼構造物鉄鋼作業」製罐(2級)+実務経験3年

 

鉄筋工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(躯体)
技能検定
  • 鉄筋組立、鉄筋施工(「鉄筋施工図作成作業」及び「鉄筋組立作業」)1級
  • 鉄筋組立、鉄筋施工(「鉄筋施工図作成作業」及び「鉄筋組立作業」)2級+実務経験3年

 

舗装工事

施工管理技士
  • 一級建設機械施工技士
  • 二級建設機械施工技士(第一種から第六種)
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)

 

しゅんせつ工事

施工管理技士
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
  • 水産「水産土木」総合技術監理(水産「水産土木」)

 

板金工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 板金工事1級
  • 板金工事2級+実務経験3年
  • 板金建築板金板金工1級
  • 板金建築板金板金工2級+実務経験3年
  • 板金板金工打ち出し板金1級
  • 板金板金工打ち出し板金2級+実務経験3年

 

ガラス工事

  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • ガラス施工1級
  • ガラス施工2級+実務経験3年

 

塗装工事

施工管理技士
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(鋼構造物塗装)
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 塗装木工塗装木工塗装工1級
  • 塗装木工塗装木工塗装工2級+実務経験3年
  • 建築塗装建築塗装工1級
  • 建築塗装建築塗装工2級+実務経験3年
  • 金属塗装金属塗装工1級
  • 金属塗装金属塗装工2級+実務経験3年
  • 噴射塗装1級
  • 噴射塗装2級+実務経験3年
  • 路面標示施工

 

防水工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 防水施工1級
  • 防水施工2級+実務経験3年

 

内装工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
建築士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
技能検定
  • 畳製作畳工1級
  • 畳製作畳工2級+実務経験3年
  • 内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・床上げ施工・表装表具表具工(1級)
  • 内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・床上げ施工・表装表具表具工(2級)+実務経験3年

 

機械器具設置工事

技術士
  • 機械総合技術監理(機械)
  • 機械「流体工学」又は「熱工学」総合技術監理(機械「流体工学」又は「熱工学」)

 

 

機械器具設置工事にも資格はありますけど、実質的に実務経験でしか取れない許可業種ですね。少なくとも私はライセンスで取得したケースを見たことはありません。


 

熱絶縁工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 熱絶縁施工1級
  • 熱絶縁施工2級+実務経験3年

 

電気通信工事

施工管理技士
  • 1級電気通信工事施工管理技士
  • 2級電気通信工事施工管理技士
技術士
  • 電気電子総合技術監理(電気電子)
主任技術者
  • 電気通信主任技術者+実務経験5年

 

 

電気通信工事もの専任技術者も実質的には実務経験オンリーの許可業種になります。29業種の中でも難しいものとそうでない業種がありますね。


 

造園工事

施工管理技士
  • 一級造園施工管理技士
  • 二級造園施工管理技士
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
  • 建設「鋼構造及びコンクリート」総合技術監理(鋼構造及びコンクリート)
  • 森林「林業」総合技術監理(森林「林業」)、森林「森林土木」総合技術監理(森林「森林土木」)
技能検定
  • 造園1級
  • 造園2級+実務経験3年

 

さく井工事

技術士
  • 上下水道「上下水道及び工業用水道」総合技術監理(上下水道「上下水道及び工業用水道」)
技能検定
  • さく井1級
  • さく井2級+実務経験3年
その他
  • 地すべり防止工事士+実務経験1年

 

建具工事

施工管理技士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士(仕上げ)
技能検定
  • 建具製作建具工・木工「建具製作作業」・カーテンウォール施工・サッシ施工1級
  • 建具製作建具工・木工「建具製作作業」・カーテンウォール施工・サッシ施工2級+実務経験3年

 

水道施設工事

施工管理技士
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
技術士
  • 上下水道総合技術監理(上下水道)
  • 上下水道「上下水道及び工業用水道」総合技術監理(上下水道「上下水道及び工業用水道」)
  • 衛生工学「水質管理」総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
  • 衛生工学「廃棄物管理」総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)

 

消防施設工事

  • 甲種消防設備士
  • 乙種消防設備士

 

消防設備士の業務

甲種消防設備士は、消防用設備等又は特殊消防用設備等(特類の資格者のみ)の工事、整備、点検ができ、乙種消防設備士は消防用設備等の整備、点検を行うことができます。工事、整備、点検のできる消防用設備等は、免状に記載されている種類になります。

 

https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/

 

引用元:一般社団法人消防試験研究センター

 

消防設備工事は実質的に甲種のみ可能です。

 

 

消防設備士乙種でも専技は取れますが、乙種だと工事できません。建設業許可は取れるけど工事が出来ない謎の仕様になっています。


 

清掃施設工事

技術士
  • 衛生工学「廃棄物管理」総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)

 

解体工事

施工管理技士
  • 一級建設機械施工技士
  • 二級建設機械施工技士(建築)(躯体)
  • 一級土木施工管理技士
  • 二級土木施工管理技士(土木)
技術士
  • 建設総合技術監理(建設)
技能検定
  • とび技能士1級
  • とび技能士2級+実務経験3年
その他
  • 登録解体工事試験

 

施工管理技士は平成28年3月31日までの合格者は実務経験1年以上or登録解体工事講習の受講が必要
とび技能士は実務経験1年以上、登録解体工事講習の受講が必要

 

 

専任技術者になれる国家資格一覧でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


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