この記事は労働保険の領収済通知書の写しが見つからない場合の対処法について。。
先に結論を書くと、労働局で労働保険料等納入証明書を発行してもらう形になります。
もしくは労働保険事務組合に所属の会社は、組合に確認頂ければ幸いです。
普通の建設業許可で一番分かり難い書類は、健康保険の確認書類だと思います。
(弊所の経験上からの推測なので、異論は認めます。)
この書類は健康保険の加入状況を確認する為の資料です。
建設業許可の新規申請や更新申請、保険内容が変わった時の変更申請時には、
画像の左側にある事業者整理番号に書かれた数字を確認するための書類が求められます。
大阪府の場合、添付する資料で代表的な物は以下の通りです。
①の書類は厚生年金と健康保険の加入状況。
②は雇用保険と労働保険の加入状況を確認するものです。
①はポピュラーな書類なのか、1回ですんなりと出てきます。
問題は②ですね。
概算申告書と領収済通知書は何度かやり取りするケースが多いです。
「労働保険概算・確定保険料申告書」、漢字だらけで何の書類か見当つかない。
「領収済通知書」は厚生年金や健康保険の物と非常によく似ている。
(領収書の上の方に、「労働保険」か「健康保険、厚生年金」の違いしかない)
弊所ではご依頼者さまには、見本を添付してご案内しております。
役所からダウンロードした白紙のPDF等です。
(ご依頼者様のみのサービスになります。)
労働保険の領収済通知書(領収書)ですが…
意外と手元に無いケースが多いです。
口座振替にしていたから存在しない。
税理士さん等に任せっきりで良く分からない。
払った記憶はあるけど紛失した。
弊所でも新規、更新問わず、この手の話は珍しくありません。
領収済み通知書が無ければ、新規の建設業許可も更新も出来ないかと言うと…
きちんと申告して払っているなら、対応方法はございます。
これは大阪府知事許可での対応になりますので…
別の自治体や地方整備局(大臣許可)の方は、書類や対応が異なる場合があります。
書類を入手する前に、役所に確認をお願いします。
対応ですが自社の管轄内にある労働局で、労働保険料等納入証明書を取得することになります。
労働保険料等納入証明願という手続きになります。
参考までに大阪労働局のページを掲載いたします。
こちらのページに申請書や添付資料、申請方法が書かれています。
労働保険事務組合と個別申請でやり方が異なりますので、ご確認お願いします。
基本は郵送での申請になりますが、窓口でも対応しているようです。
この証明書はシステムが動いていない時間だと、窓口でも即日発行できない場合があります。
(年末の御用納めや長期休暇前は、特に注意が必要です)
建設業許可の更新など時間が無い時は、真っ先に準備が必要な書類です。
最悪、間に合わずに許可が期限切れで取消とシャレにならない事も…
建設業許可は、有効期限が切れた場合、許可が無くなります。
運転免許の様に復活手続きがなく、新規で取り直しです。
許可番号も変わりますし、取引先からも信用も毀損するリスクがあります。
以上が労働保険の領収済み通知書が見つからない場合の対応方法でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
行政書士やまだ事務所 所長
行政書士 山田 和宏
日本行政書士会連合会 13262553号
大阪府行政書士会 6665号
大阪府行政書士会 法人研究会会員
申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)
大阪商工会議所 建設・建材部所属
建設業経理士2級
【適格請求書発行事業者】
インボイス登録済
番号:T1810496599865
【専門分野】
建設業許可、経営事項審査、CCUS登録など建設関連の許認可手続き。
産業廃棄物収集運搬業、古物商免許。
年間相談件数は、500件を超える。
【運営サイト】