建設キャリアアップシステムを活かし取引先や求職者から選ばれる会社に

建設キャリアアップシステムの事業者登録のメリット

 

この記事は建設会社が建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録する利点をご紹介します。

 

メリットは大きく3つあります。

 

  • 技術力の高い会社と客観的に証明できる
  • 若手や真面目な技能者の確保と定着
  • 現場の事務作業が楽に

 

ここから1個づつご紹介します。

 

技術力が高い会社と客観的に証明できる

建設キャリアアップシステムの事業者の実力が証明される

 

建設キャリアアップシステムには、事業者の実力を客観的に証明することが可能です。

 

CCUSの事業者登録には様々な情報が登録されます。

 

基礎的な情報

  • 事業者の基礎情報(所在地など)
  • 建設業許可の有無と内容
  • 許可の継続年数
  • 財務状況(資本金、完工高)
  • 主な取引先
  • 社員数
  • 加入団体

 

コンプライアンス

  • 処分歴
  • 法令遵守の取り組み

 

施工能力

  • 施工実績
  • 登録技能者の人数
  • カードの種類ごとの人数
  • レベル3以上の割合
  • 平均勤続年数

 

建設キャリアアップシステムには、事業者や技能者の情報が詳細に登録されます。
CCUSは国が運営し登録には証明書が必要なので、内容に信頼性があります。

 

 

CCUSは技能者の事だけでなく、所属事業所の経営結果まで詳らかにしてしまいます。
見せたくない人にとってはキツイ内容ですが、真面目な会社であれば逆に広告になりますね。
決算変更届の事業報告書のようなものです。


 

登録技能者が多いほど優秀なスタッフが多い事の証明に

CCUSの登録者が多い程施工能力が高い会社

 

建設会社は技能者の集団です。
技能者の人数と能力で会社の実力が決まります。

 

しかしながら、自社の施工能力を客観的に証明するのは簡単では無いです。
建設キャリアアップシステムの導入前は、元請会社や取引先は感覚的に掴んでいた会社の実力。

 

 

また建設業許可業者なら申請書や決算変更届の閲覧で、おおよそのレベルは把握する事が可能です。
許可を持っていない会社は、外部からは秘密のベールに包まれた状態です。


 

CCUS導入後は所属する技能者のカードを見る事で実力を見る事ができます。
カードに蓄積された現場経験の内容で、おおよそのスキルが分かります。

 

事業者の項目に在職する技能者の一覧が存在します。
そこに在籍するスタッフのレベルの割合がハッキリと記載されます。

 

  1. 登録技能者の人数
  2. 青、銀、金の割合

 

登録者の数が多い程、レベルの高いカード保持者の割合が高い程、施工能力が高い会社であると証明されます。

 

すぐに高レベルの保有者は増えないけども

現在は建設キャリアアップシステムが始まって、2、3年と時が浅い段階です。
登録技能者のカードも圧倒的に白色が多い状況です。

 

今の所は会社ごとに大きな差は付かないと思います。
だけど月日の経過と共にレベル2、3、4の割合が増えていきます。

 

カードのレベル判定は、カードに蓄積された履歴を元に決まります。
他社との差別化を図るには、1日も多くの履歴を貯める事が大事です。

 

CCUSを活用して就職したいと思わせる会社に

CCUSの登録者が多い会社はホワイト企業に見える

 

建設キャリアアップシステムに登録するメリットに、若い世代から就職したいと思って貰える会社にできる事も。

 

就職したい会社の条件として

 

  • 労働環境が悪くない
  • 待遇が良い
  • コンプライアンス意識が高い
  • 社員のキャリアアップや成長に力を入れている
  • 人間関係が良好

 

色々な条件があると思いますが、優秀な人は自分が成長できる環境を求める傾向があります。

 

 

できる人はホワイト企業でも、成長できないと思ったらサッサと退職してしまうものです。一つの会社に依存することの怖さを知っているため。


 

登録カードの保有者が多い会社は、技能者のキャリアアップに強い関心を持っている事が証明できます。
登録の日が浅くて、白しかいない段階でも意識が高い会社と印象付ける事が可能です。

 

金、銀、青の高レベルカードの保有者が多数在籍する会社はさらに有利になると思われます。

 

登録技能者が多い会社は働きやすい会社

技能者カードには、労働者の経験やスキルが客観的に証明するできます。
それは事業者にとっては、諸刃の剣でもあります。

 

優秀な技能者の引き抜きや転職です。

 

技能者のメリットにも書いていますが、カードに記載された事実は持ち運びが可能です。
資格以外で経験を証明するのは難しかったですが、カードに経験した仕事や立場が記録されています。

 

今まで以上に会社を変えやすい環境ができてしまいました。
そんな中でもレベルの高い技能者が沢山いる会社は

 

  • レベルに応じた待遇
  • 働きやすい環境整備
  • 教育ノウハウが整っている

 

この様な条件が揃っていると求職者から思って貰えるようになります。

 

 

CCUSを閲覧できない求職者向けに、自社の求人サイトや広告にもCCUSの登録者が多いことを通じて、キャリアアップや人が辞めない働きやすい環境が整っている事をアピールできます。


 

現場の事務作業が簡単で楽になる

CCUSで現場の事務作業が楽になる

 

最後に建設キャリアアップシステムは現場の事務作業を楽にする利点があります。

 

  • 建退協の事務
  • 下請け会社の社会保険の確認
  • 施工台帳等の作成

 

 

CCUSと民間企業のシステムを合体させて、現場の入出場の管理なども行えると聞きます。


 

建退協の事務作業の軽減

建退協は、建設現場で働く人の退職金制度です。

 

勤務先など所属事業所が、現場で働いた日数に応じて証紙を交付します。
技能者は証紙を共済手帳に貼り付けます。

 

退職時に手帳に貼り付けられた証紙の枚数に応じて、独立行政法人建設業退職金共済事業本部が退職金を支払います。

 

所属会社は証紙を交付する為に就労状況報告書を元請会社に提出します。

 

就労状況報告書は計算が面倒で手間が掛かります。

 

  • 労働者一人づつ
  • 現場ごとに計算

 

元請会社は提出された報告書を確認して必要な証紙を交付します。
この作業も手間が掛かります。

 

下請けで働くメンバー全員の記録を報告書が一致しているか確認が必要です。

 

建設キャリアアップシステムは、この手間を減らすことが可能です。
カードに記録された情報を元に報告書の作成や確認すれば良いので。

 

この作業は建設業退職金共済事業本部が提供する就労実績報告書作成ツールとCCUSを連携させる事で使用可能です。

 

就労実績報告書作成ツールについては

 

 

https://www.kentaikyo.taisyokukin.go.jp/download/download08.html

 

 

上記のリンクをクリックした先でダウンロード可能です。

下請け会社の社会保険の加入確認

CCUSシステムの社会保険の加入状況

 

 

画像の引用元:情報の閲覧と 出力帳票について

 

 

上記の画像は建設キャリアアップシステムのマニュアルPDFを画像に加工したものです。

 

ゼネコンが発注する工事では、社会保険の加入が義務付けられている事が普通です。
社会保険の加入していないと、現場に入場できない仕組みになっています。

 

元請会社の仕事には、技能者の社会保険の確認があります。
現場の人を一人一人、社会保険の書類をチェックします。

 

この手間も建設キャリアアップシステムを使うと楽になります。
登録情報の中に社会保険の有無があります。
元請会社はカードの情報やシステムから社会保険の加入状況をプリントアウトして確認できます。

 

 

CCUSで工事施工台帳などの作成が簡単に

CCUSシステムで施工体制図をプリントアウト

 

画像の引用元:情報の閲覧と出力帳票について

 

建設キャリアアップシステムを使用すると上記の様な書類を出力する事が可能です。

 

元請会社と協力会社の現場登録、工事施工体制登録の段階で必要な情報が入力され、
技能者が入場の際にカードをスキャンさせることで、就業履歴も記録されます。

 

キャリアアップシステムに必要な情報を登録すると現場や技能者のデータベースが自動で作成できます。

 

これらを活用することで、各種帳票や台帳の作成が楽になります。

 

 

建設キャリアアップシステムの事業所のメリットでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


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