主任技術者と監理技術者と専任技術者はよく似ているが別の職種です。

【建設業許可 大阪】専任技術者と主任技術者の違い大阪府建設業許可の主任技術者
主任技術者と専任技術者の違いを説明するためにピクトグラムを使った4コマ漫画。

大阪府で主任技術者になれる人

【建設業許可 大阪】専任技術者と主任技術者の違い大阪府建設業許可の主任技術者
主任技術者になれる資格者を説明した4コマ漫画。

建設業許可業者には主任技術者の役職者の配置が必要になります。

建設業許可には、3種類の技術者がいます。
1つは許可用件で登場する専任技術者。
残りは主任技術者と監理技術者です。

 

名前は非常によく似ていて、区別が付きにくいですね。
私も最初の頃は、違いがよく分かりませんでした。

 

主任技術者とは

建設業許可業者が、行う建設現場で施工計画の作成や、工事の工程管理、品質管理や安全管理を行う役職者です。

 

いわゆる、工事の現場監督といえば分かりやすいと思います。

 

監理技術者とは

発注者から直接工事を請け負った特定建設業許可業者が、下請け金額の総額4000万円以上(建築一式工事は6000万円以上)の工事現場の技術上の管理を司る役職です。
別の言い方をすると大規模な工事の現場監督と工事責任者ですね。
主任技術者との違いは、下請け業者への指導監督も業務に含まれることです。

 

専任技術者と主任技術者との違い

専任技術者と主任技術者に求められる能力は同じものです。

 

名前も一文字しか違わないので、同じ仕事をしているように思われます。

 

この二つの役職は全くの別物です。
最大の違いは、働く職場です。

 

専任技術者は営業所での内勤で、請負契約の適正な締結や履行を技術面から支える仕事。
主任技術者は、工事現場で働く外勤で、個別の工事の進行管理や安全管理を行う現場監督です。

 

原則的に専任技術者は現場で主任技術者として働く事はできません。
(実質的には専技1名の会社の多くは兼任しています)

 

主任技術者を置かなければいけない工事

建設業許可の義務として、金額の大小を問わず全ての工事現場(金額によっては監理技術者)に1名は主任技術者を配置しなければなりません。
現場で工事の計画や工程の管理、工事の施工による公衆災害などのリスクを防ぐための安全管理を行います。
また複数の業者が協力して仕事をする場合も、それぞれの業者から主任技術者が必要です。

 

主任技術者になれる人

主任技術者になれる資格は専任技術者と同等のレベルが要求されます。
参考までに専任技術者の要件を説明した画像を掲載します。

 

専任技術者の詳しいご紹介はこちらからどうぞ

 

【建設業許可 大阪】専任技術者と主任技術者の違い大阪府建設業許可の専任技術者の要件

【建設業許可 大阪】専任技術者と主任技術者の違い大阪府建設業許可の専任技術者の要件

 

主任技術者になるには実務経験や資格などが必要になります。

主任技術者は大切な工事現場の監督ができる人でないとなることが出来ません。
故に専任技術者と同等のスキルやスペックを持った人材を大阪府などの許可行政庁は求めております。
これを見ると主任技術者の要件は厳しいですね、このシビアさゆえに多くの建設業者は、主任技術者になれる人の確保に頭を抱えています。

 

またアルバイトや派遣社員、出向社員は主任技術者になれません。

 

主任技術者になれるのは、許可業者の正社員だけです。
専任技術者なら出向社員が認められますが、主任のほうはダメとなっています。
主任技術者の方がシビアな要件になっています。

 

配置技術者の雇用関係に関する記事はこちらにあります。

 

2018年4月1日から登録基幹技能者33資格が主任技術者になれることに

国土交通省は2018年の4月から登録基幹技能者を主任技術者として認定する事を決定しました。

 

この技能者は講習とその後に考査に受かる事でなることができます。
講習の受講資格が10年以上の実務経験と3年以上の職長経験が必要なので、この資格者であることを証明できれば主任技術者の経験を満たすと言うことです。
ちなみに資格者数は約57000人です。

 

主任技術者の資格証はありますか?

監理技術者には監理技術者資格証があります。
その関係から主任技術者にも資格証や登録証のようなものがありそうな気がします。
しかし主任技術者には、登録証も資格者証も存在しません。
主任技術者にも資格者証があれば、現場に入場するのも非常にスムーズになると思いますね。

 

監理技術者証とは

正確には監理技術者資格者証と呼ばれるプラスチック製のカードです。
これは専任の監理技術者を常駐させる必要がある工事をスムーズに行うために作られたものです。

 

資格者証は以下の事項を簡単にチェックすることが可能です。

・建設工事の監理技術者が必要な資格を持っているか
・監理技術者本人が専任で仕事に従事しているか
・工事を施工する建設業者と直接的かつ恒常的な雇用関係(正社員)であるか

 

選任された監理技術者は、発注者(お客様)から、資格証の提示を請求された場合は見せる必要がありますので、現場では常に資格者証を携帯しておく必要があります。

 

資格者証に記載された内容

カードに書かれる内容は下記のとおりです。

・本人の顔写真
・本人の住所・氏名・生年月日
・保有している国家資格など
・所属建設業者名(雇用されている会社名)
・有効期限(5年)
・交付番号

 

監理技術者講習

監理技術者は最新の法令や制度、技術の動向を把握しておくことが大切です。
そこで専任されている期間内に講習を受ける必要があります。
講習を受けないと有効期限が切れると資格者証が失効しますのでご注意ください。
建設業技術者センターは有効期限の6か月前に書類を郵送してくれます。

 

大阪府も建設業許可の有効期限が切れる前に更新のお知らせみたいなハガキを出してくれたら良いのにと思いますね。

 

講習を行う場所は、国土交通大臣の認定を受けた登録講習機関が実施します。
内容は下記のとおりです。

 

・建設工事に関する最新の法令や制度
・建設工事の施工計画の作成や工程管理、品質管理など技術上の管理
・工事に関する最新の材料や機材および施工方法

 

これらの講習を受講すると監理技術者講習履歴を記載したラベルが貰えます。
このラベルを裏面に貼ることで、資格者証を更新したことになります。

 

専任技術者が主任技術者と兼任ができます。

原則的にはこの二つの職種を同一人物が兼任する事ができません。
一定の条件を満たすことで掛け持ちすることができます。

 

・工事現場と営業所が近接していること
・専任を要しない現場

 

この二つの条件を満たせば兼任ができます。
建設業法上で主任技術者が専任(掛け持ち不可)の現場を3500万円以上で公共性あり、多数の人が利用する建築物や工作物の工事としています。
これ以外の工事が専任を要しない現場となります。

 

一人の主任技術者が複数の現場を兼任する場合

例をあげるとA工事を午前中に工事Bは午後に主任をするような場合ですね。

 

ABの工事が両方とも専任を要しない現場であれば、問題はありません。
問題は片方以上が専任を要する現場である場合です。
原則的には、掛け持ちする事はダメです。

 

これには例外というか救済措置が存在します。

・複数の工事が密接な関係を有していること
・同一の場所または近接した場所での工事
・一人の主任技術者につき2件の工事

 

これらを満たす場合には例外的に掛け持ちが認められております。

 

終わりに

建設業許可を取る前には主任技術者と呼ばれる現場監督を工事現場ごとに設置することを要求されることはありませんでした。
許可を取った途端に主任技術者や監理技術者を配置することを求められます。

 

彼らの活動は1年に1回提出を義務付けられる決算変更届の工事経歴書に行った工事の内容と一緒に記載されることになります。
工事経歴書は審査の時に厳しくチェックされます。

 

専任技術者が営業所から離れすぎた現場で主任技術者をしていないか?
一人の主任技術者が多数の工事現場を掛け持ちしていないか?

 

建設業許可において工事経歴書の存在は意外と重要になってきます。
主任技術者の配置は慎重に行う必要があります。

 

 

ページの先頭へ戻る