このページでは,建設業許可申請で提出する定型書類の様式第三号直前3年の各事業年度における工事施工金額の書き方をご紹介します.
この書類は経審を受ける時に真価を発揮するものです.
完工高2年か3年を選ぶときに使用します.
この書類で記載するデータは以下の通りです.
注意点は,新規の時にも完工高を記入する必要があること.
業種追加する時に,「その他」の欄に実績が書かれていないと経験年数としてカウントされない部分です.
後は書類の整合性があることです.
まずは白紙状態の直前3年の各事業年度における工事施工金額です.
大阪府建築振興課のサイトから入手.エクセルファイルもあります.
エクセルでの直前3年の各事業年度における工事施工金額はこちらから
http://www.pref.osaka.lg.jp/kenshin/kenkyoka/r2youshikihoujin.html
PDFよりエクセルの方が記入は楽なのでお勧めです.
次は完成後のサンプルです.
文字が小さいので,見づらい面があり申し訳ないです.
数字は管理人がランダムで入力したものです.
直前3年の各事業年度における工事施工金額の書き方を1枚で表したものです.
ここからは図解にした内容を文書でご紹介します.
まずは一番上の欄について
記入する完工高が消費税込みか税抜きかを該当する方に〇をつけます.
経営事項審査を受ける場合は,税抜き一択です.
金額の単位は円でなく千円単位で千円以下は切り捨てになります.
ここには新規の場合は,取得を希望する許可業種の施工金額,
決算変更届の場合は,取得済の許可業種を記入します.
1枚で4業種まで記入できます.
それ以上ある場合は,2枚目,3枚目と増やしていきます.
取得していない業種の完工高はここに一括で記入します.
業種ごとの完工高を合計と損益計算書(様式19号)の数字は一致します.
(一致しないと申請が受理されません.)
申請者の決算年度を記入します.
新しい書式は令和になっていますので,平成に該当する所は,令和に線を引き横に平成と記入します.
許可業種ごとの完工高を元請と下請に分類します.
さらに元請は公共と民間に区別します.
申請者が取得しない業種の完工高を記入します.
単位は千円で端数は切り捨てです.
その関係上,合計が確定申告で提出した決算書と微妙にズレます.
完成工事高が無い場合は「0」と記入します.
3年分の並び順は,一番下から順番に進めていきます.
一番上は3年前の数字となります.
直前3年の各事業年度における工事施工金額の書き方でした.
ここまでお読みいただき,ありがとうございます.
行政書士やまだ事務所 所長
行政書士 山田 和宏
日本行政書士会連合会 13262553号
大阪府行政書士会 6665号
大阪府行政書士会 法人研究会会員
申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)
大阪商工会議所 建設・建材部所属
建設業経理士2級
【適格請求書発行事業者】
インボイス登録済
番号:T1810496599865
【専門分野】
建設業許可、経営事項審査、CCUS登録など建設関連の許認可手続き。
産業廃棄物収集運搬業、古物商免許。
年間相談件数は、500件を超える。
【運営サイト】